目次
前書き
【最新更新日時:2021年6月15日】随時更新予定
ピアノ講師を始めとする個人事業主が事業拡大を目指す場合、国や県などが用意している補助金を利用するのも一手です。
代表しばやまは、今までその類のものを利用したことがなかったのですが、今年は積極的に申請しようと動き始めました。
最初に「小規模事業者持続化補助金」の申請※1を考えているのですが、聞くところによると申請がややこしく、また採択※2されるどうかもわかりません。
もしかして時間だけかかり、徒労に終わるかもしれません(それは避けたい)。
※1:現時点では7/7締切の低感染リスク型ビジネス枠への申請を目指しています
※2:採択・・・お金を出してもらえる
初めての事ですので、無事採択まで書くことができるか分かりませんが、ここに自分の備忘録を兼ねて、手続きなどの要点を記しておきます。
できたところまでの随時更新です。
「私はこうした」というメモ書き程度のもの、失敗も含めてのレポートです。
同じ道を通る方の参考になれば幸いですが、もしかしたら間違ったことを書いているかもしれません。自己責任でご利用ください。
※明らかな間違いが発覚した場合は、随時修正を入れます。
ご自身で申請する場合は、必ず正式な公募要領に目を通し、必要であれば専門家のアドバイスを受けてください。
以下、小規模事業者持続化補助金の申請を目指して私がやったことを、時系列で記します。
>>小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>
公式サイトを見る
【知らないと危険!】補助金は「収入」である!
個人事業主はご自身の仕事で収入を得ていますが、大抵の補助金は仕事の収入と同様に「収入」としてカウントされます。
そんなことを何故わざわざ書くかというと、扶養の範囲内で働いている方がこのことを知らずに補助金を受け取ってしまうと、扶養の範囲を超えてしまう危険があるからです。
こんなはずじゃなかったということにならないために、最初に知っておきましょう。
扶養の範囲を超えないようにしっかり管理するのか、扶養から外れてから申請するのか、止めておくのかという判断が必要になります。
事業を拡大したいのに「扶養の範囲内で」というのは矛盾しますから、次のステージに行きたい方はおのずと扶養から外れることになるかと思います。
(私しばやまも、扶養から外れております)
【初めにやったこと①】予備知識を手に入れる
私の場合、最初は助成金・補助金・給付金の違いも分からない、自分が使えそうなものはどれなのか全くわからない状態でした。
そこで、まずはかみ砕いて説明してくれるコンテンツを探しました。
補助金関係や起業関係のメルマガにあらかじめ登録しておけば、その時期になれば募集開始時期や対策セミナーの時期を知らせてくれます。
Googleで検索するもよし、Youtubeにも説明してくれている動画があります。
私の場合Clubhouseで補助金をテーマにしたルームに偶然遭遇し、それは大変参考になりました。
補助金を意識しだしたら、情報に触れられる環境を積極的に作っておきましょう。
少し予備知識を付けたところで、専門家が主催する2,3千円~5千円くらいのセミナーを受講することをお勧めします。
(私もそうしました)
補助金の種類や概要・申請の流れ、注意点、採択されたらどうなるなど、一連の流れをつかむことができます。
疑問点を直接質問することができるので、理解が進みます。
また、そういう方々は申請書類作成代行やコンサルの仕事を得る目的でセミナーを主催することが多いです。別に頼まなくてもよいのですが、いざ頼みたいときの人脈作りにもなります。
補助金の公式サイトや公募要領の文章は、堅くて量が多いですし、慣れない用語や独特の言い回しがあります。
正直なところ、予備知識なしに読むのは難しいですし、目にも優しくありません(笑)。あらかじめ予備知識を得ておくのは間違えではなかったと思いました。
▼参考になる書籍やKindleもあります
(Kindle)
(書籍)
【初めにやったこと②】GビズIDを取得しておこう
小規模事業者持続化補助金の申請には、GビズIDというネット上のアカウントが必要です。
※GビズIDは、書類によってはgBizIDと書かれていることがあります。同じものです。
GビズIDとは、小規模事業者持続化補助金の他、様々な行政サービスに使用できる共通のアカウントです。他の補助金などの申請でも求められることがあります。
GビズIDは、取得までに3~4週間かかります。
補助金の申し込み締め切りに間に合わないと困るので、一番最初に取得手続きを行っておきましょう。
※実際には、小規模事業者持続化補助金など一部の補助金の申請には、即時発行される「暫定GビズIDプライムアカウント」を使用することができます。詳しくは後述します。
GビズIDの種類
GビズIDには、プライム、メンバー、エントリーという3種類のアカウントがあります。
公式サイトには、用途に合わせて選択と書いてありますが、
今私が申請を目指している小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>では、プライムアカウントが必要と公募要領に明記されています。
ですので、必然的にプライムアカウントを取得します。
プライムアカウントが一番上位アカウントですので、一度取得しておけば安心ですね。
暫定GビズIDか、最初から正式なGビズIDを取るかで迷う
正式なGビズID発行には3~4週間かかり、補助金申請締め切りに間に合わない場合があります。
(公募開始から締め切りまで期間が短いものが多い。またコロナ禍でこの申請がとても増えていて、今まで以上に時間がかかっているそうです。)
そこで、まず即時発行される暫定GビスIDを取得してとりあえず補助金申請を行い、改めて正式なGビズIDの申請を行う救済措置が用意されています。
※この救済措置は、小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型ビジネス枠)など、一部の補助金申請にのみに行われています。
GビズIDを取得しようとした日が21年の6/12。目指す補助金の申請締め切り日が7/7。
結果的に間に合うかもしれませんが、間に合うか微妙と判断し、まず暫定GビズIDを取得することにしました。
暫定GビスIDを取得したら、すぐ正式なGビスID取得に動き、間に合わなければ暫定で、間に合えば正式なGビズIDで申請することにしました。
暫定GビズIDの取得方法が分からない
最初、暫定GビズIDの取得方法が分かりづらかったのですが、こちらの記述により、
・正式なGビズIDの取得方法と同様に、オンライン上で申請の入力を行います。GビズID公式サイト下部にある[gBizIDプライム作成]の青ボタンから申請スタート。
・部署名欄に、「特定補助金専用」と入力する(入力の際、カッコはいりません)。
・メール認証等を経て、アカウントが即時発行される。
ということが分かり、無事暫定GビズIDの取得ができました。
(多分^^;;)
すぐに正式なGビズID取得に動く
採択されれば正式なGビズIDが必要になるので、すぐに正式なGビズID取得に動きます。
正式なGビズID取得のためにさらに行うことは、次の通りです。
・暫定プライムアカウントの申請の際に作成した申請書をダウンロードして印刷。実印を押印。
・印鑑証明書・印鑑登録証明書を用意※。
・申請書印刷時に出てくるチェックシートで、必要なものがそろっているかチェックする。
※個人事業主は「印鑑登録証明書」、法人は「印鑑証明書」です。
以上3点を(チェックシートもです!)、郵送します。
※'21.6.14 発送済。正式なGビスIDの発行を待ちながら、次にやることを進めます。
【余談】ここまでで思ったこと
GビズIDを取得しようとすると、印鑑登録証明書(つまり実印)が必要なことが分かります。
意外なことに、身分証明書が必要ありません。
自分自身が実印を持ち印鑑登録を行ったのはいつだったか。
結婚した時だったか、そのあとに家を購入する時だったか、いずれにしても30代になってからだと記憶しています。
人数的に少ないのかもしれませんが、20代の個人事業主の場合は、実印を用意するところから始めなければならないのですね。
先の人生を考えると、いろいろ使う場面がありますので、この機会に頑張って作っておくのもよいでしょう。